倉橋税理士事務所 倉橋敏文のオフィシャルブログ

私のこと2018.11.20

カテゴリー:

私は岡山県の笠岡のある漁村で育ちました。
小学校2年生の頃、母親に木琴を買ってもらい、その木琴を敲いて、単なるその音に「ああこのような美しいものがこの世にあるのか」という感動を覚えた記憶があります。感性が敏感なのだと思います。
中学2年に親友に誘われてブラスバンドに入り、ホルンを吹き、その頃聴いた様々なクラシック音楽のホルンの深遠な音に感動を覚えました。絵画も好きで、大原美術館の印象派の作品に感銘を受けました。
扁桃腺を切って気管支が弱かったことがあり、高校時代はクラシックギターに転向しました。
その後、神戸大学でクラシックギター部に入り、ギターの合奏練習で六甲台学舎に通うのが楽しみでした。
六甲台から見た神戸の街並みは美しく新鮮でした。また、夕方から朝まで神戸港の船上でアルバイトをしましたが、その時の船上から見た神戸の坂の町に明かりが灯っていく様子はロマンチックでキラキラと輝いていました。
ギター部ではよく合宿をし、阪急六甲でそよ風に吹かれながら、夙川の緑の森の中で、また、小豆島で海風に吹かれながらギターを弾いておりました。
ギター曲の中では、特にバッハの無伴奏チェロ組曲3番のサラバンドが好きで、自分が奏でるギターの音色が心の支えとなります。
芸術は思想に結びつくと思われますが、大学時代に読んだギター雑誌に書かれていたアッシジのフランチェスカに感動し、そのことはフロイトの文化芸術論でも言及されており、政治思想史の試験論文にフランチェスカのことを書きました。
大学卒業後は監査法人に勤務し、ドイツのデュッセルドルフに駐在した折、念願のフランチェスカが手造りしたアッシジの教会に参拝し、また、ギターの故郷であるグラナダのアルハンブラ宮殿に旅行しました。
大学時代に谷崎潤一郎の「蘆刈」を読んだ時、特に導入部分に一幅の絵画を感じましたが、そのような美しさを表現する文章を書いてみたい、仕事で余裕はないのですが、もう一度国語を学習したいと願っております。

私が育った笠岡諸島

私が育った笠岡諸島